あいちトリエンナーレ2019 情の時代 感想④豊田市美術館ほか

あいちトリエンナーレ2019の感想を綴っております。

 

2019.09.15

豊田市エリア-今回宿泊地の伏見駅から鶴舞線赤池経由で豊田市駅まで行く。電車で1時間弱程かかったので11:30過ぎに着き、お腹が空いたので昼ご飯を取ることにする。電車内でチェックしていた味噌煮込みうどんのある、亀という店に行ってみた。デラックス味噌煮込みうどんを注文。所謂全部のせ、エビ天と、もち✖️2が乗る豪勢なヤツ。それでも櫃まぶし3700円に比べると1300円なんだから安く感じられ、如何にひつまぶしが高いか。煮込みうどんといってもうどんはしっかり硬い、あまり煮込まれていない。卵も入っているし栄養とった感じで元気が出るね😋

 

🍜亀:味噌煮込みうどん(1300円)

 

 

豊田市美術館

谷口吉生による設計の今まで建築雑誌の写真で見たことがあるような気がする美術館だったので楽しみにしていたが、実際に見て、外から水景を入れてみる角度が確かに美しい。美しさの訳としては、ディテールで無駄なものを省いてスッキリさせているのでシンプルで邪魔になるものがないように思えた。丘の上にあるので辿り着くのに苦労する。中に入って気づいたが階段の手すりがガラス手すりになっていて、職業柄、今の現場でやろうとしている手すりのイメージはコレではないかと思って、まじまじと観察。この美術館の頭の笠木は少し大きくて無骨。

 

T06a.ミッションからの帰還 :アンナ・フラチョヴァー

入り口すぐの階段の突き当たりの踊り場の壁に宇宙服を着た2人の人のレリーフみたいなのがあった。立ち止まりにくい場所。ゆっくりは観てない。

 

T06b.アセンション・マーク I :アンナ・フラチョヴァー

顔がアイロンの底面だったり電気髭剃りだったりシュールレアリズム?っぽい。

 

T07.Fallen Star :シール・フロイヤー

非常にシンプルで薄暗い部屋の床に星型の灯りが投影されている、一度天井に当てて反射させている。シンプル過ぎてフーンという感じ。

 

T08.「隠されているものと見慣れぬものによるアメリカの目録」

「公文書業務と資本の意思」:タリン・サイモン

思い出せない

 

T09.NIMBY (Not in My Back Yard) :高嶺格

望遠鏡を覗くのが順番待ちだったので見なかった。

 

T10.革命は抽象である:レニエール・エイバ・ノボ

※展示一時中止(展示内容の変更)

壁面の作品は表現の不自由展関連の報道の新聞紙で覆われていた。あとは巨大なハンマーと槍?の一部と巨大な人の手の一部の彫刻作品。ハンマーの方は黒いビニールで覆われていてこれも抗議のために作品を変更してるのかもしれない。元の作品がどんななのか写真でも貼っておいてくれれば良いのに、と思うは来場者の都合で、作者にしてみたらそれが見れたら、抗議にならないということかしら?

 

T11.Shylight :スタジオ・ドリフト

吹抜けにぶら下がっている照明が上がり下がりするのだが、フワッとした布で覆われてるので、クラゲが泳いでるみたい。照明の真下に人が寝転がって鑑賞出来るように枕が並べてあって、円を描くように寝転がって見ている人達がいた。真下から見ると新たな発見があったのかもしれないが、スペースがなかったのと体験型のアートが苦手で、横目で見て通り過ぎた。

 

旧豊田東高等学校

T09b.反歌:見上げたる 空を悲しもその色に 染まり果てにき 我ならぬまで :高嶺格

プールの底をめくって立ち上げてる作品。先客がいて自分のスペースがなく観づらくてあんまり観なかった。

 

としのこえ、とちのうた(とよた市民アートプロジェクト)

これ、旧豊田東高等学校の校内を歩いていて、雰囲気が違う看板の矢印が目に留まり導かれて歩いて行ってしまったが愛トリの作品ではなかったようだ、入り口の案内のおじさんに愛トリですか?と聞こうかと思ったけどどーでもいいかと思ったのかなんとなく口から出なかった。後で分かったがとよた市民アートプロジェクトだそうだ。でもなかなか面白い展示、醸し出してる雰囲気とか全体の纏まりとかが。旧高等学校の体育館、更衣室、トイレを舞台にして作品を展示。古びた薄暗い校舎が背景にあるせいで、また流れている音楽のせいで、独特な世界を作っている。例えば女子トイレ(和便)を展示室にしている場合、背景のトイレが目に飛び込んで来ざるをえず、それも含めての部屋ごとが作品という感じ。当然アーティストもそれを計算に入れているのだろう。誰しもが通り過ぎた高校の校舎を舞台にしていることが、作品をみる上で鑑賞者それぞれに色んな思いが付加される。アーチストのことなのか関係ない人のことなのか、車の街、とよたに生まれた人の人生が垣間見れる文章も壁に水色の字で書かれている。豊田、ってそういう街なんだって言う面白さもある。結局芸術に上も下もないんだよね、愛トリ作品と比べても遜色なく、訴える何かがあってその人特有の表現力があれば面白い、という。

 

名鉄豊田市駅

T01.Dig Your Dreams. :トモトシ

なんだろう、コレ。室内が発掘場の跡地(土の凹凸ががトヨタのマーク)になっていて、地元の人達が以前に此処を掘ったらしい映像が流れてる。アーティストがMCをして発掘者たちを盛り上げる。土器を採掘してる程で発掘された土器にトヨタのマークがあるっていう。どゆこと?

なんかキャイ~ンのウドちゃんみたいな喋り方のこのエリアの案内の人がいて、外でまず作品の説明文を見てるのに、中に入れだとか、あっちも見ろだとか、あーだこーだ煩かった。見たいように自分のペースで見させてよ。

 

T02a.↓ (1946-1948 / 1923-1951) :小田原のどか

T02b.↓ (1946-1948) :小田原のどか

覚えていない

 

足が疲れたので伏見に戻る。

 

ホテルで仮眠。

 

名古屋飯をコンプリートするために、ホテル近くで見つけた味噌カツ屋さんに行く。外のポスターを見てネギ味噌カツが美味しそうと思ったのに、普通の味噌カツを頼んでしまった。味噌タレを自分で付けるシステム、サクサクで美味い。赤味噌の美味しさにハマる😋

 

カツマサ:味噌カツと日本酒

 

2019.09.16

最終日。どうやら四間道、円頓寺エリアまで徒歩で行けるようなので体力が続く限り行ってみようと思う。

 

四間道

近代的な名古屋駅からほど近い場所にこんな古い町並みが残されている場所がある、古い町並みと言っても建築の様式に地方による特色があるようで外装が黒い。茶色がない。通りに面してる所だけでなく裏通りにも人が住んでいる、元々住んでる人とこの町並みを利用して飲食店などをしている人、これらのお店がオサレである。

名古屋は食で退屈することがないだろう、ってくらい様々な飲食店がある。喫茶店、櫃まぶし、味噌カツ味噌煮込みうどんの店をそれぞれ食べ比べてみることも食いしん坊の楽しみであろう。ぜひ次回に。

円頓寺商店街

大分年季の入った商店街だ。この辺りにもアートがあるらしいけど、もう疲れたので町を一通り散歩して名古屋駅に向かう。

 

最後に心残りを一つ消化。きしめんも食べたかったけど、まだそんなにお腹空いてないので小倉トーストを食べて帰ろう。

想像以上に美味い。トーストに塗ってるバターのせい😋

 

アヴァンティ小倉トースト

 

以上、あいちトリエンナーレ2019、感想でした。