瀬戸内国際芸術祭2022-春③高松港周辺

 

2022.5.2
大島に行く予定だったが、昨日の疲れが残っていたので行かないことにした。昼位まで高松でのんびりして帰宅する。

高松港周辺

tk25.PEPER SEA:Asaki Oda (new!)

サンポート高松内、お土産公式グッズ売り場、芸術祭インフォメーションに隣接して展示。展示の場所がらか素材のせいかアート作品というより店舗の装飾の一部の様に見えサラッとしている。インパクトが薄いというか、個人的にはもう少し海の世界を作り出して欲しいような気がしてしまったが、作者の意図がこのサラリとした感じなら成功している。爽やかで可愛らしい海の世界。

tk01.Liminal Air-core- :大巻伸嗣 (2010〜)

高松港のシンボル、周囲が映り込むミラー部分もあるボーダー状にカラフルな2本のタワー。初めて芸術祭に来た2010年からここにあり、芸術祭に来る度に見ると懐かしく嬉しい気分になる。

tk01.Liminal Air-core- :大巻伸嗣

 

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仕事から解放されて安心して生きているだけで幸せだ、ありがたい、と思うことが今回何度もあった。

まず、行きの岡山から坂出までの在来線で瀬戸大橋で瀬戸内海を渡っていた時。6年ぶりにここへ来れてまだ自分は生き続けているのだなぁ、感慨に耽り🙏感謝。(海はどうしてこんなに感動をもたらすのか?)

宿での朝ごはん、何不自由なく選べる料理が用意されていて、うどんも食べよう!カレーも食べよう!などと自分で選んだをごはんを食べている時。全ての人が誰かのためになる仕事をしてくれているから、お陰でこうして寛いでいる。🙏感謝。

豊島から高松に帰る高速船の中、疲れて寝ている人も大分いた。先日観光船が沈没するという事故があったのに、ここまで安心して船に乗る人たちを見て、当たり前のようで安心して乗れる船にしてくれている船のスタッフの人達に🙏感謝した。

安心して生きられるのが一番幸せ。

そうはいっても陸に着くまで命の保証はない、と少し不安になりながら船内のヒビが入った窓から瀬戸内海の島に沈んでいく夕日を見た。普段は職場または家のデスクにかじりついていて陽が沈む瞬間なんて見る暇もない。いつの間にか沈んで夜になって今日も終わった…と思っている。
死ぬ間際に幸せな今日この日やこの沈む陽の光を思い出せたらなぁ、なんて思った。